人事戦略設計と実装

人事部長の構想を、着実に前進させる「人事部の構造」へ。

人事アーキテクトが、戦略推進を阻む構造的な課題を解消し、自走する人事部を構築します。

人事部長には、経営からの戦略的提言、現場への個別対応、そして部下への方向提示という多角的な役割が求められます 。しかし、多くの組織では、日々の判断や突発的な相談に時間が奪われ、本来推進すべき人事戦略が後回しになっている現実があります 。

これは個人の能力の問題ではなく、戦略を推進するための「体制」が整っていないという構造的な課題です 。本サービスは、「人事アーキテクト」として人事部長の右腕となり、人事戦略を実行できる形へと設計・実装します 。

戦略推進を阻む「3つの見えない壁」

優れた構想を持ちながらも、思うように前に進まない背景には、人事部長特有の孤立とリソース不足があります 。

①人事部長への判断の集中
人事部長は、部下からの相談だけではなく、様々な部門から人事に関する相談が集中します。本来は人事担当者が回答すれば良いのでしょうが「人事部としての回答が欲しいので人事部長に相談したい」という考えは根強く残っているものです。その結果、人事部長に様々な相談事を一人で抱え込む状況になり、日常的な対応に時間を取られ、本来推進すべき人事戦略・施策が後回しになります。

②人事部長の相談相手の不在
人事部長は、組織の中でも特に相談相手を持ちにくい立場にあります。経営陣には判断の背景や人事特有の複雑な事情をすべて共有しにくく、部下には意思決定の裏側を見せることができず、他部署には人事の専門的な文脈を理解してもらいにくい。その結果、

・制度設計に関わる判断
・経営と現場の間で生じる難しい局面への対応
・自分の施策の方向性や妥当性の確認

これらを社内で相談できないまま、一人で結論を出し続ける状況が続くと、判断の質をさらに高める機会が失われ、優れた思考もひとつの視点に収束し続けるリスクが静かに積み重なっていきます。

③実行リソースの不足
優れた人事部長ほど、やりたいことは明確です。取り組むべき施策は見えているし、優先順位も感覚的には分かっている。 ただ、それを整理・言語化して、組織に落とし込む工程を担う時間と人事部内のリソースが、慢性的に不足していることも少なくありません。

これらの課題に共通する本質

3つの課題に共通しているのは、人事部長の能力や意欲の問題ではないという点です。戦略の方向性は描けている。何に取り組むべきか分かっている。 それでも、思うように前に進まない。その原因は、人事部長が戦略を推進するための体制が整っていないことにあります。

  • 判断と業務が集中し、戦略に使える余力がない
  • 思考を深め、判断の質を高めるべき場面でも、社内に相談できる相手がいない
  • 施策の方向性が定まっても、実行を担うリソースが足りない

人事部長一人の努力では解決できない、構造的な孤立と実行力不足。 これが、多くの会社で人事戦略が停滞する本当の理由です。

解決の3つの柱:人事部長が戦略に向き合える「型づくり」

弊所は人事アーキテクト1として、人事戦略・施策を前に進められる状態をつくることを目的とし、主に下記3つの役割を担います。

1. 意思決定を支える「対話パートナー」
人事部長の右腕・壁打ち役として、定期的な議論を通じて施策の方向性やリスクを整理します 。一人では陥りがちな思考の偏りを防ぎ、判断に妥当性と客観性をもたらすことで、決定に確信を持てる状態をつくります 。

2. 自走を促す「業務基盤」の構築
人事業務の役割・判断基準・手順を明文化(RACIチャート・SOPの作成)します 。人事部員が日常業務を自律的に遂行できる状態を整えることで、部長への不要な相談を減らし、本来の業務に集中できる環境を構築します 

3. 課題の「構造化」によるコミットメントの醸成
ワークショップを通じて「課題構造図」を作成し、課題の本質(根本原因)を可視化します 。人事部員が施策の意図を自分ごととして理解することで、実行に対する主体的なコミットメントを引き出します 。

  1. 人事施策・人事制度・人事組織の構造を設計する専門家を弊所では「人事アーキテクト」と定義しています。建築における設計者(アーキテクト)が、依頼主のビジョンを実現するための設計図を描き、構造を組み立てるように、人事アーキテクトは人事部長の戦略構想を、実行できる構造へと設計・構築します↩︎

サービス概要

人事戦略設計と実装(フル・週3日稼働プラン)

人事部長が推進する人事戦略・施策を、人事部メンバーを巻き込みながら設計・構築することを目的とし、下記を目指します。

① 業務の役割と権限を整備し、判断が詰まらない人事部にします

人材フロー(採用〜退職)や給与計算などの定型業務を、RACI・SOPによって可視化・標準化します。属人化やその場対応を減らし、人事部が組織として安定的に機能する構造をつくります。

② 人事課題の全体像を可視化し、優先順位と打ち手を整理します

感覚や経験に頼りがちな人事課題を、構造的に整理し、全体像を明らかにします。優先順位を明確にし、やるべきこと/やらないことを切り分けた上で、人事部長が戦略を推進できる判断の土台を整えます。

③ 人事部長の戦略推進に人事アーキテクトの視点を加えます

人事施策・制度・組織構造を深く理解した人事アーキテクトとして、施策の設計支援、選択肢の整理、推進判断の補強を行います。人事部長が一人で正解を出さなくていい状態をつくり、人事戦略の推進スピードと質を高めます。

契約期間

本サービスは、原則として3ヶ月単位での契約です。

人事業務の構造設計や課題の整理、人事部長の推進支援は、一定期間をかけて取り組むことで初めて効果が現れるものです。まずは3ヶ月間、業務の可視化から課題整理、次の打ち手の方向性までを一緒に進める期間として設定しています。4ヶ月目以降は、進捗や状況を踏まえた上で、継続・内容の見直し・次フェーズへの移行を協議の上でご検討ください。

標準的な3ヶ月間の進め方

人事部長と一緒に設計し、構築し、推進する3ヶ月間です。

1ヶ月目|業務の可視化

  • 人事業務の棚卸し
  • 対象業務の決定
  • 役割分担表 & 標準業務手順書の作成開始
  • 人事部長との推進課題の整理

2ヶ月目|課題の構造化

  • 課題構造図の作成
  • 施策の設計・優先順位付け
  • 役割分担表 & 標準業務手順書の作成継続
  • 経営と現場視点を踏まえた推進方針の検討

3ヶ月目|推進に向けた設計完了と次フェーズ設計

  • 業務改善ロードマップの完成
  • 人事戦略推進の進め方の整理
  • 次の3ヶ月に向けた論点整理・引き継ぎ

成果物

① 役割分担表 & 標準業務手順書

人事業務プロセスの役割分担表(RACI)と標準業務手順書(SOP)です。人事戦略推進のための業務基盤を可視化・標準化し、属人化を解消します。※ 事前に対象業務の範囲を決定した上で作成します。

② 課題構造図

人事部の課題を「症状 → 原因 → 根本原因」の階層で整理した構造図。人事部長が戦略的な優先順位をつけ、推進判断ができる状態をつくります。

③ 業務改善ロードマップ

人事戦略の推進に向けた改善計画。優先順位と次アクションを明確にし、実行可能な形に落とし込みます。

人事戦略設計と実装(ライト・月40時間稼働プラン)

ライトプランでは、人事アーキテクトとして毎週60〜90分の人事部長の意思決定や施策設計の壁打ち相手となります。同時に、限られた稼働時間(月40時間)でも確実に形を残すため、成果物の作成はオンボーディング(採用決定〜入社)プロセスを起点に行います。オンボーディングは関係者が多く、属人化・抜け漏れが起きやすい領域です。ここを起点に設計・整備することで、他領域へも展開できる「型」が残ります。

成果物

オンボーディング(採用決定〜入社)プロセスを対象に設計・作成します。

  • 役割分担表(RACIチャート)
  • 標準業務手順書(SOP)
  • オンボーディングの改善案

※ 人事部全体の役割分担表、人事領域を全て網羅する標準業務手順書やロードマップの整備など「網羅的な業務調査」を前提とする作業は、ライトでは対象外(または次フェーズ)となります。

導入による変化(Before/After)

導入前(Before)導入後(After)
人事部長の負荷相談と判断が集中し、戦略的な仕事に時間が使えない業務の判断基準が整理され、戦略に集中できる時間と余力が生まれる
人事部長の意思決定相談相手がおらず、重要な判断を一人で抱えている信頼できるパートナーとの対話で判断の質が高まり、確信が持てる
人事部の実行力施策の方向性は明確だが、リソースがなく前に進まない人事部内の実行体制が整い、戦略・施策が着実に前進する

こんな人事部長に選ばれています

  • 判断と業務に追われ、本来向き合うべき人事戦略の推進に時間が割けていない
  • 人事特有の課題を相談できる相手が社内になく、重要な判断を一人で抱えている
  • 施策の方向性は描けているが、実行するリソースが足りず、戦略が思うように進まない

費用

組織のニーズに合わせて2つのプランをご用意しています。

人事課題の構造化から人事業務全般の構造設計、ロードマップ作成まで幅広く対応します 。
月額 1,584,000円(税込)

  • 週3日、月12日の稼働を想定しています。
  • 成果物作成以外の業務は事前にすり合わせの上で実施します。
  • 役割分担表 & 標準業務手順書の作成範囲は、HRオペレーションが担う定型業務を想定しています。(具体的な範囲は事前打ち合わせにより決定します。)
  • 課題構造図・業務改善ロードマップは人事部員参加のワークショップで作成することを想定しています。その場合の内容・完成度は、参加者の関与度合い・経験・課題認識に依存します。
  • オンライン前提ですので日本全国から活用いただけます。状況に応じてオフィス訪問は可能です。(別途交通費、移動費を請求させていただきます。)

人事部長の「壁打ち相手」を軸にしつつ、成果物はオンボーディングプロセスに絞って設計・作成するプランです。
月額 528,000円(税込) 

  • 人事部長と週1回のミーティング、及びそれを含む月40時間の稼働を想定しています。
  • オンライン前提ですので日本全国から活用いただけます。必要があればオフィス訪問は可能です

稟議用資料のご案内

本サービスの内容を稟議・社内説明にそのまま使用できるA4・1枚資料をご用意しています。

まずはお気軽にご相談ください

「人事戦略や施策はあるが、どこから着手すればよいか分からない」
「課題はあるが原因が特定できない。」
そんな状態であれば、まずは現状を整理する対話から始めませんか。
※営業目的の一方的な提案は行いませんので、ご安心ください 。